「薬物使用について」　樽井教授講演会

（三田キャムパス公認団体・認可記念講演）

 

本年（2012年）７月に塾当局から、公認団体の認可を取得したことを記念し、９月25日18時より、八重洲富士屋ホテル（東京都中央区）にて、慶応義塾大学文学部樽井正義教授を招いて、“健康問題としての薬物使用”のテーマで講演会を開催しました。

　講演は、薬物使用の問題の中身、アジア、ヨーロッパにおける薬物使用の実情と対策への取り組み、日本における薬物使用の実情とその対策について、基本的人権の観点からの薬物使用者の人権問題など多岐にわたった内容でした。

特に、樽井教授が、国連麻薬委員会に出席、厚労省との共同研究などで実践してきた活動をベースに提唱されていた、世界各国でその効果が実証されているハームリダクション（危害削減）については、薬物使用者の健康権という観点から興味深く拝聴しました。

　本講演会には、ＯＢ12名、現役学生16名が出席し、その後の懇親会では、ＯＢを代表して遠藤氏から、“世界に意見を発信する活動が重要”など現役学生への期待をこめたご挨拶をいただき、部代表商学部3年種田君が、今後の運営方針を説明するなど、現役学生とＯＢとのコニュニケーションが、21時の閉会まで活発に行われました。

　なお樽井教授は、「学生自らの意見をまとめ、世界に発信するというミッションを持っている三田キャムパスの存在価値は高く、その重要性は増大」と指摘され、復刊に向けた現役学生の募集活動に際して、多大なご支援をくださったことをご報告いたします。