近況報告
安部 忠宏（昭和43年卒）
(1) Y20 国際会議 (G20諸国主要大学学生国際会議)の日本開催
(2) 筆者の【令和元年秋期叙勲「瑞宝中綬章】授章の報告
(1) 今年は、今上天皇陛下のご退位により、元号が「平成」から「令和」に改められたが、我が
国外交の世界では、2008年に創設された「G20 主要国首脳会議」の初めての主催国となり、去る6月28〜29日に同首脳会議を大阪に於いて開催した。
傍ら、私が特命全権大使を最後に務めた後、2008年11月末に外務省を辞し、以来母校はじめ幾つかの大学で講義を担当する共に顧問を併任して来た「G7/20 Youth Japan」は、G7 及び G20の主要国首脳会議に並行して、毎年同会議開催国に学生代表団を派遣し、直面する国際問題につき、議論を重ねて来た経緯があるところ、上記の通り今年は我が国がG20の主催国と云うことで、「G7/20 Youth Japan」が日本外務省の後援を得て、去る5月26〜30日に亘り衆議院議員会館国際会議室等で世界から約百名の学生代表等を集め「Y20 (Yは、Youthの略称) 国際学生代表会議」を開催した。そして、議論最終日には、国際貿易、AI、第4次産業革命、環境問題、マイクロ・プラスティック問題、情報自由化等幅広い分野に亘り「共同コミュニケ」を成功裡に取りまとめ、29日には、総理官邸で安倍総理に直接提出する機会を賜わった(写真参照、安倍総理は前列真中、筆者は、その右4人目)。
(2) 今年の「文化の日」(11月3日)、筆者は、外交分野での永年の功績に対して、[令和元年秋