土屋（旧姓 大屋）くん、さようなら

                                         引田 保 （昭和45年卒）

丸林くん、常松くんに続いて、同期名古屋3人組の大屋くんが逝ってしまいました。何かとても寂しくなって筆を取ります。

常松くんへの追悼文に代表幹事の横山くんが書いていましたが、名古屋3人組は麻雀がとにかく好きで、よく一緒に日吉で卓を囲み、珉珉のチャーメンなどを頬張ったものです。

麻雀が終わると、今は亡き萩原くんの元住吉の下宿にそのままなだれ込み、これまたよく飲みました。当時は懐が全員寒い状態なので、高めの杉の割り箸を買い二級の日本酒のお燗に割り箸を漬け、一級気分を味わったものです。したたか飲んで寝ると、後は大屋くんの独壇場。盛大な歯ぎしりの夜となります。ある晩、あまりに盛大な音に、くだんの割り箸で音を止めようと口に挟んだところ、見事に粉砕。大屋くんも朝起きて、流石に照れていたのが妙に可愛かったのを覚えています。

復刊後の三田キャムは、記事を書くことに夢中で、部室に集まっていろいろな時代の文化、政治を楽しく話すようでは無いらしいですね。確かに何十年も経って、若者のタイプも世に連れて変わったのかも知れませんが、卒業後も付き合って、学生時代を懐かしめる、そんなクラブの一面もあっていいのじゃ無いかなと大屋くんを想い出しながら考えました。

                                  ――合掌――